数℃の差で表情が変わる。繊細な温度管理が生む、唯一無二の形【ガラスフュージングの世界】

数℃の差で表情が変わる。繊細な温度管理が生む、唯一無二の形【ガラスフュージングの世界】

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こんにちは、Mielです。 前回の「ぷるんと丸いガラス」のお話には、たくさんの反響をいただきありがとうございました。 今日は同じガラスフュージングでも、全く異なる表情を見せてくれる『低温で焼く技法』についてご紹介させてください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 🔥 ガラスの表情を決める「温度の魔法」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ガラスは電気炉の中で、温度が上がるにつれてドラマチックに姿を変えていきます。 650℃あたりからゆっくりと溶けはじめ、700℃前後で角が取れ、そして前回お話しした800℃の高温で、水の玉のように丸くなります。 今日は、あえて高温まで上げず、ガラス本来の形を大切に残す『タックフューズ』という焼き方についてお話しします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 👁️ 「理想の瞬間」を逃さない、目視のこだわり ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー タックフューズの難しさは、なんといっても「溶け具合のコントロール」にあります。 ガラスの角をどこまで残し、どこまで滑らかにするか。それは、ほんの数℃の差や、わずか数分の焼き時間でガラリと変わってしまうのです。 理想の表情に仕上げるために、私は焼成の途中で電気炉の扉を開け、真っ赤に熱せられたガラスを自分の目で確認します。 「あと2分だけ熱を加えよう」 そんな一瞬の判断が、作品の命を左右します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 📊 膨大なデータが支える、繊細な形 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 実はガラスは、色(成分)によって溶けやすさが違います。さらに、電気炉の中の「置く場所」によっても、わずかな温度ムラが生じることも。 そのため、 「この作品は何℃で、何分焼くのがベストか」 というデータを、都度細かく記録しています。 この地道なデータ取りと、一瞬の目視判断。 その両方があって初めて、Miel らしい「繊細なエッジ」を持った作品が生まれるのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 💎 温度管理が生んだ、個性豊かな作品たち ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 🌸優美な曲線の花びら https://minne.pro/items/45057819 https://minne.pro/items/41886391 🧊うるつやな角切りゼリー https://minne.pro/items/45020503 https://minne.pro/items/37194858 🍊お砂糖コーティングのオランジェット https://minne.pro/items/44789235 https://minne.pro/items/38707712 ❄️みぞれのようなざくざくとした手触り https://minne.pro/items/44788866 https://minne.pro/items/43547308 高温で溶かしきる「丸さ」とはまた違う、ガラスのキリッとした表情や、素材の手触りを感じていただけたら嬉しいです。 ぜひ、お手元の作品と見比べながら、その質感を楽しんでみてくださいね。

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“おいしそう”をつくる人

Miel(ミエル)
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